(主な寄生対象魚)アンコウ、イカ、タラ、チカ、ホッケなど

 2005年05月03日、北海道産の冷凍チカの腹腔内より出てまいりましたシュードテラノーバ。
既によく冷凍されておりますので、人間の胃壁を開けましたり、口や鼻から迷い出て
来る様なこともありません。(^_^;

 特徴は、アニサキス(幼虫)が2〜3センチで白色なのに対しまして、シュードテラノーバ
(幼虫)は3〜4センチで薄い血液の色(茶褐色)をしています。

 1度目の罹患(りかん)時には自覚的症状は感じられず、炎症・肉芽腫(にくがしゅ)などが起こり、
知らないうちに治る傾向が強いのですが、2度目には即時型アレルギーによりまして、
激しい腹痛や嘔吐などが、2時間から半日のうちに起こることが知られています。

 刺身で食べるのが怖くなります。一度、2〜3日間冷凍しましたり、充分な加熱がオススメ。
お酢や比較的濃度の高い塩分の中でも生き延びてしまいます。
何でもかんでも生が良いという訳ではなく、「解凍素材」はそう考えますと、いい選択肢ともなりえます。

 一定以上の濃度のお酢や食塩の利用によりまして、食中毒菌の増殖を抑える効果や
殺菌効果が期待できます。
芽胞(がほう)を作るセレウス菌、ボツリヌス菌などといった毒素を生じる食中毒菌は、
酢や塩だけで殺菌するまでには至りませんが、増殖抑制効果は期待できます。
生魚を食べる日本人の「寿司」などにします調理法は、理にかなったものということができます。

シュードテラノーバ Pseudoterranova

魚介類に見られる「寄生虫」


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